月経前の不快な症状の緩和について

月経前のこころやからだの不快な症状には、対処する方法について 

月経前症候群の治療には、くすりを使用しない方法と(セルフケア)、くすりを使用する方法があります。セルフケアには、食生活の改善、十分な睡眠、有酸素運動、マッサージやリラクゼーションなどがあります。その効果は研究により明らかにされているわけではありませんが、軽い症状ならかなりの改善がみられます。pms

しかし、セルフケアだけで十分な効果が得られない場合や、症状がつらく早く改善したい場合は、くすりによる治療が必要になります。

くすりによる治療方法としては、症状を緩和させるための対症療法や漢方療法、こころの症状を改善するくすり(向精神薬)やホルモン療法があります。

向精神薬の中ではSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)というタイプのくすりが月経前の憂うつや不安などのこころの症状の改善に有効であるとして注目されています。

つぎのページでお薬を使用した月経前の症状の改善についてお話します。

 

SSRIを使用した症状の改善について