月経前症候群(PMSについて)

訳もなくイライラしたり、気分が落ちこんだり、涙もろくなったり・・しかし月経が始PMS 目黒 品川 診療内科 精神科 社会不安障害 パニック障害 うつ 不眠症はめぐろ駅東口メンタルクリニックへ 03-6277-2188まると嘘のように症状が消失し、あれはなんだったのだろう?女性ならそんな経験のある方もいるかもしれません。         

月経前症候群(Premenstrual Syndrome, PMS)とは、月経前の2週間前から1日前までの期間に周期的にみられる、気分の落ち込み、イライラして怒りっぽい状態、不安、下腹部痛、むくみなど精神・身体の両面で、不快な症状がみられることをいいます。

約80%の女性は、PMSに関するなんらかの症状があり、約半数の女性ではかなり強い症状があるといわれています。

▼PMSでよくみられる症状 精神症状 身体症状

身体的症状 精神的症状
・下腹部膨満感
  • ・下腹痛
  • ・頭痛
  • ・乳房痛、乳房張
  • ・腰痛
  • ・関節痛
  • ・むくみ、体重増加・脚が重い
  • ・にきび
  • ・めまい
  • ・食欲亢進
  • ・便秘あるいは下痢
  • ・悪心、動悸
  • ・過剰な睡眠欲
  • ・不眠
  • ・怒りやすい、反感、闘争的
  • ・憂鬱
  • ・緊張
  • ・判断力低下、不決断
  • ・無気力
  • ・孤独感
  • ・疲れやすい
  • ・不眠
  • ・パニック
  • ・妄想症
  • ・集中力、気力低下
  • ・涙もろい
  • 悪夢を見る
  • 異性に対してのみ攻撃的になり暴力をふるう

PMSの原因はまだ完全には解明されていませんが、以下のホルモンの影響が考えられます。

また、関連しているホルモンとして考えられているのは卵胞刺激ホルモンエストロゲン黄体化ホルモンプロゲステロンです。

排卵後に、プロゲステロンやエストロゲンという女性ホルモンが急激に増えた後に、減ります。この変動のために自律神経のバランスが崩れ、PMSがおこると考えられます。

 

つぎのページで月経前不機嫌性障害(PMDD)についてお話します。

 

月経前不機嫌性障害(PMDD)について