パニック障害 発作領域について

パニック発作 
パニック発作とは、なんの前触れもなく動悸・呼吸困難・めまい・発汗・手足の震え・吐き気などの身体症状が、強い不安・恐怖とともにあらわれることをいいます。
これらの症状は、突然起こって10分以内に頂点に達します。それほど長くは続かず、通常は20~30分の間、長い方でも1時間以内にはおさまります。
 

予期不安 
パニック発作を経験した後に、「またあの発作が起こったらどうしよう」という強い不安を持つことを予期不安といいます。
さらに、予期不安がパニック発作を誘発することがあります。パニック発作への不安(予期不安)で頭がいっぱいになり、思考が悪循環のループにおちいってしまうような場合です。
具体的には、「また発作が起こったらどうしよう」→「でもきっと起こるんだろうな」→「なんだか不安でいっぱいになってきた」→「ああ、やっぱり発作が起こってしまった」という具合です。
予期不安によるパニック発作の誘発は、パニック障害の特徴の一つです。
 

広場恐怖 
パニック発作が起こった場所や状況に対して不安を抱き、そのような場所や状況を避けるようになることを広場恐怖といいます。
広場恐怖の対象となる場所や状況は人によってそれぞれ異なりますが、一般的には、電車やバス、車、飛行機、エレベーター、歯医者、美容室、映画館、会議室など、人ごみもしくは一人きりになる場所、逃げるに逃げられない状況が多いようです。
ちなみに広場恐怖の「広場」とは、ギリシャ語で「市場」「集会」などの意味を持つ「アゴラ(agora)」が語源であって、「広い場所で恐怖を感じる症状」という意味ではありません。
広場恐怖はパニック障害の症状のひとつではありますが、パニック発作・予期不安のようにかならず起こるわけではなく、パニック障害の患者さんでも広場恐怖の症状が現れない場合もあります。

 

a12.gifつぎはパニック障害の原因と診断について